定番ギフトだからこそ知りたいルール
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母の日
母の日に贈るお花といえばカーネーションが定番ですが、最近は様々な種類や色の花が豊富にあり、定番の赤から、ピンク、オレンジ、緑、青などさまざまです。
白は、亡きほを偲ぶ花でもあるので避けたほうが無難ですが、それ以外はお母様の好きな色や花言葉などで選ぶとよいでしょう。
カーネーション以外にも「バラ」「ガーベラ」「ユリ」「紫陽花」「蘭(胡蝶蘭)」など、プレゼントに人気の種類が増えています!
最近は、手入れが不要で長く楽しめる「プリザーブドフラワー」も母の日のプレゼントに人気となっていて、高齢者施設に入居している場合は、ご本人や施設の方に手間がかからないよう「プリザーブドフラワー」が最適です。
また、ここ数年は和のアレンジが目新しいと人気で、早期に完売しているようです。
手入れ不要で長く楽しめるブリザープドアレンジ。 |
手入れ次第では翌年以降も楽しめる鉢。見栄えのいい胡蝶蘭は人気。 |
母の日の花はほとんどが洋風のアザインなので、和風も昨今は人気。ピンポンマムや小菊など和風素材を取り入れ、タッセルや水引をプラスしモダンな雰囲気に仕上げました。 |
誕生日
誕生日祝いのお花は、贈る相手にふさわしい花言葉やイメージカラーを参考にして選びましょう。
花言葉で選ぶ
花言葉で選ぶのも一つの案でして、誕生日にふさわしい花言葉としては、「祝福」「感謝」などがあります。誕生日を祝うシーンにおすすめのお花と花言葉をご紹介します。
- カサブランカ(白):祝福・純粋
- カスミソウ:幸福
- 胡蝶蘭:幸福が飛んでくる・純粋な愛
- ガーベラ(ピンク):感謝
- バラ:愛・美
長寿のお祝いで選ぶ
長寿のお祝いでお花を選ぶ際の「賀寿(がじゅ)」にはそれぞれふさわしい象徴する花の色があります。
- 還歴(60歳):赤
- 古希(70歳):紫
- 喜寿 (77歳):紫
- 傘寿(80歳):黄・金茶色(※地域によっては紫色の場合も)
- 米寿(88歳):黄色・金茶色
- 卒寿(90歳):白
- 白寿(99歳):白
ただし、白は弔事のイメージが強く、またお年を召してくると視力の低下に悩む方も多いので、近年は鮮やかな色の花を贈ることが多いです。ドライフラワーやくすんだ色はおしゃれですが「枯れ」を連想させる危険もあります。
また、70歳・77歳のテーマカラーである紫一色のアレンジメントには、実は不祝儀の際に使われるお花のイメージも強くあります。
長寿のテーマカラーでお花を選ぶ際は、年齢ごとのテーマカラーをベースに明るい色のお花を組み合わせて、お祝いの席にふさわしい華やかなアレンジにしましょう。
卒寿以上は、生命力を感じさせる、ビビッドな花を組み合わせて長寿のお祝いを。 |
高貴さを表す「紫」は70代の賀寿の花。 |
山吹色や黄金色など「黄」をペースにした花束。古来、黄色は縁起のよい色でもあり、ビタミンカラーは視覚的に元気を与えてくれる。 |
弔事
基本的には白でまとめたアレンジメントや花束をおすすめいたします。
四十九日が過ぎるまでは白でまとめたお花を贈るのが好ましいですが、ご家族を慰める気持ちを表した淡い色目のお花や、故人が好きな花を取り入れるのもよいでしょう。
地域の習慣によっては色使いが異なる場合もあります。東京では「白上がり」といって白い花でまとめるのがポピュラーですが、他地域では色花を交ぜることもあります。受け取る方への心遣いが必要です。また、棘のあるバラは避けましょう。
キリスト教では、一般的には和花の菊は使われることはなく、ゆりやカーネーションをはじめとするの洋花でアレンジします。
四十九日が過ぎてからは、お届けするお花には淡い色のお花をとりいれても問題ありません。
亡くなられてから時間が経つにつれて、お花の色も少しずつ明るめにしていきます。
三回忌以降の法事では、悲しみが和らぎ、季節の花や故人の好きだった花を捧げる方向に変化していくので、少しずつ色花の割合を増やしていきます。
色花を贈ることが多い地域のアレンジ。同じ県内でも慣例が違うこともあるので確認を。 |
ゆりの花は聖母マリアの象徴。 |
訃報から日が浅い場合は白でまとめるのが安心、葬儀で贈る場合、会場の指定業者が花を用意することも多いので事前に確認を。 |
送別
贈られる人の立場や帰りの足まで考えて選ぶ
新しいステージへの旅立ちに贈る花は、彩り豊かな花束がおすすめ。
おもに「ブーケタイプ」と「花束夕イプ」のふたつがあり、贈る相手やシチュエーションによって使い分けます。
花言葉を使ったはなむけも送別会の花束にぴったり。たとえば結婚退職なら「門出」のスイートピーや「幸福」のカスミソウ、栄転や独立なら「希望」のトルコキキョウなどです。
定年退職の場合は「尊敬」の紫のバラ、「心からの尊敬」の白いバラも適します。それぞれのケースに応じた花言葉から花を選んで花束のメインにするとよいでしょう。
- 希望……トルコキキョウ、ガーベラ
- 門出……スイートピー
- 感謝……ピンクのバラ、レースフラワー、カンパニュラ
- 幸福……カスミソウ、紫のラナンキュラス
- 尊敬…紫のバラ
- 信頼……オレンジのバラ、マーガレット
- 心からの尊敬……白いバラ
- また会う日を楽しみに……ネリネ
大きな花束で主役を送り出すのは感動的なシーンではありますが、主役の持ち帰りに配慮したサイズやボリュームも大切です。たとえば、送別会のあとに2次会へ持ち歩くことがわかっている場合は、コンパクトなブーケタイプが良いでしょう。主役の負担にならないよう気を配りましょう。
また、目上の方には、縦長で見栄えのする花束タイプを。贈る相手の好きな色がわかっていればその色を中心に、そうでない場合もその人のイメージカラーを想定して花を選ぶと喜ばれます。
相手のコンディションやシチュエーションに合わせて
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「母の日」の花贈りの注文が、一年を通して最も多く、花店にとってケーキ店のクリスマス、チョコレート店のバレンタインデーに匹敵する日です。
毎年贈ることが習慣という人が大半で、前年とは違う花やアレンジを選ぶ方も多いです。
最近では、ゴールデンウィークの自身の帰省に合わせて実家に贈り親子で一緒に花を楽しむという需要が増えています。
また、母の日をうっかり忘れてしまった方が遅れて贈ることもあります。
その次に注文が多い機会は、以下の数字の順です。
- 「誕生日」
- 「弔事」
- 「送別」
そのほか、結婚や結婚記念日、出産、開業・開店、発表会など各種のイベントでの注文のほか、成人式やバレンタインデーなどの需要もあります。
最低限気をつけたいこと
贈り相手の体調やシチュエーションに合わせることに気をつけましょう。
例えば、コロナ禍以降、お見舞いの花は病院によっては禁止されていることもありますので、事前に確認をしてから用意するのが良いでしょう。
さらに下記のことを覚えておくと、花選びの一助になるでしょう。
- 「病み上がりや妊娠中の方、飲食店の開店祝いに香りの強い花は避ける」
- 「赤い花は、引っ越しや転居では、”火”を、お見舞いで、”血”を連想させるので避ける」
- 「年配の方にはマム(洋菊)も菊と見なすので場合によっては避ける」
注文の際には、抽象的なイメージ(「明るい雰囲気で」など)を伝えるのではなく、予算、見栄え、この花は絶対に入れたいなど優先順位をつけて注文したり、贈りたい花の印象に近い画像を見せたりすると出来上がりに、自分の思いと不一致する可能性が非常に低くなります。